手造り味噌の仕込み方

ポリ樽に空気を抜きながら漬け込みます。

「ご家庭で熟成させる未熟な味噌」です。
最初は、色が白く舐めてみても尖った塩味しか感じません。
直射日光を避け冷暗所で10か月から1年ゆっくり熟成させてください。
冬と夏を経験することでお味噌は熟成していきます。
梅雨を越したら混ぜ合わせ(天地返し)してください。
(温度条件で発酵の速さが変わります。さらに、半年ほどかかる場合もあります。)


味噌10kgには15リットル型のポリ樽をご用意ください。
樽の底に軽く塩をふります。
味噌を樽底に叩きつけ空気を抜きながら漬け込んで下さい。
漬込みが終わったら表面をならし、カビ避けに軽く塩を振り掛けます。
その後、ビニールで覆い中蓋と重石を置きホコリや虫が入らないようにビニールで全体を覆います。


漬け込み後3ヶ月間は4~5kgの重石をします。
その後2kgの重石に替えて「たまり」(汁)が完全に上がってきたら、はずします。
重石は市販の物でも洗った小石でもOKですが金属は避けてください。
異物が入らないようにビニールなどで覆い、紐でしっかり結んでください。


カビについて
仕込み味噌は熟成醗酵の段階で必ず「カビ」が生えます。
白カビは産膜酵母といって美味しさを作ってくれるカビですので安全ですが、たくさん出て気になるようなら上澄みをすくい取ってください。
その他の色のカビは見つけたら取り除いてください。