しょうゆの実

ご飯のお供に醤油の実
こうじや手造り-しょうゆの実
500g / 農家手造り

魚沼の郷土食 『しょうゆの実』

『しょうゆの実』は、新潟県十日町市松代(旧松代町)では、昔から食べられていた郷土食です。
魚沼米糀と新潟県産大豆と塩のみで仕込んだしょうゆの実、今では作る人も少なくなり食卓に上る機会も減ってしまいました。

醤油の実(しょうゆの実)は、 もろみ味噌の一種で主に新潟県、長野県、山形県そして九州方面で食べられています。
大豆と白米と小麦と食塩を使用してつくる醤油の素である『もろみ』を指すのが一般的ですが、 実際には塩分を控えて仕込み"食べる醤油"として製造される商品が多いようです。
豆麹、麦麹、米糀をブレンドした「しょうゆの実こうじ」というもの市販されていて、 そこに醤油と日本酒、水を加え発酵させてから食べる地方もあるようです。

新潟県の魚沼、東頚城地方では大豆を炒って半割りにして煮込んで、米糀と塩を加え熟成させたものを『しょうゆの実』と呼びます。
厳冬の時期に1年分を仕込み適度に熟成させた頃に冷凍庫に移し極低温で熟成を進めます。

ご注文を受けてからパッケージングして、加熱殺菌で発酵を止めます。
炊き立てのアツアツご飯やお粥にのせてお召し上がり下さい。
少し控えた塩加減により、煎った大豆の香ばしさと糀の甘味が、お口に広がりご飯がすすみます。
野菜サラダのドレッシングとしてもお使い頂けます。

しょうゆの実

無添加 農家手造り 醤油の実

開封後はお早めにお召し上がりください。冷凍保存もできます。

保存料無添加の減塩製法で旨味を味わえる「しょうゆの実」です。
開封後はお早めにお召し上がり下さい。
長期保存は冷凍保存をおすすめします。小分けして冷凍し一袋づつ解凍すれば、美味しいままでお召し上がりいただけます。

しょうゆの実

大豆を煎り、その後、柔らかく炊き上げます。

地方ごとに醤油や味噌の味が違うように、醤油の実にも地方色があります。
「もろきゅう」で、お馴染みの醤油の醸造に使われる「もろみ」と混同される事がありますが、 『こうじや手造りしょうゆの実』は、醤油の主原料である小麦を使いません。
何故なら、この地方では小麦を作れなかったからです。
秋に種をまく小麦は、3mを超える雪が降る豪雪地帯には不向きでした。
小麦を使わないのが、魚沼東頚城地方の伝統的なしょうゆの実だと考えています。

先人たちは、棚田の天水田で米をつくり、田のアゼに大豆を植えて、山あいの小さい畑で野菜を育てる。ほとんど自給自足の生活です。
自分で育てるほか、山菜やキノコなど周辺で手に入る素材で、長い冬を過ごす為の保存食をつくりました。
新潟のしょうゆの実は、そんな生活から生まれた郷土食です。